蘇る南薩鉄道の記憶(その6)
連休4日目。夕方、名付け祝いに出かけていかなければなりませんが、それまではフリーの一日でした。午後、久々に模型の運転をしてみました。といっても6畳二部屋分にちょっと変形したエンドレスをひとつ敷いただけの簡単なもの。時間もあまりないので、今回運転したのは、43系旧型客車と気動車たち。ちょっと地味系の車両たちです。
いつも試運転は、最古参のカトーのDD51。古い製品ですが、よく走ります。カトー製品の走行性能のよさは定評がありますが、鉄道模型はスムーズに走ってこそ価値がありますので、こんな走りっぷりを見ると嬉しくなります。
天賞堂のキハたちも最初はちょっと堅い走りでしたが、オイルが回り始めたのか、次第に軽い走りに変わりました。全車動力付きという製品ですが、互いに干渉し合ってぎくしゃくした動きをすることもなく、滑るようにスムーズに走っていました。鉄道模型を始めた頃の製品の走行性能からすれば、車両のディテールもさることながら隔世の感があります。
さて、蘇る南薩鉄道の記憶(その6)です。入口を入って右手には、蒸気機関車を中心とした南薩線の古い写真が掲げられています。私たちも赤く錆びた機関車が放置されていたことは知っていても、現役時代の様子は知りません。この写真は、南薩鉄道関連の書籍を出版している会社に問い合わせるなどして、展示が実現したそうで、現役時代を知る人たちには懐かしく、またそうでない人たちにはこんな時代もあったのだと感慨深いものがあると思います。
また、南薩線を含めた貴重な切符や記念乗車券、駅弁の包み紙の展示もあり、一枚一枚じっくり見ていく価値のあるものです。地元新聞でも紹介されたことのある資料提供者のアルバムも展示してあり、鉄道好き、旅好きな人は共感を持って1ページ1ぺージめくることになるでしょう。
今回で笠沙恵比寿の「蘇る南薩鉄道の記憶」展の紹介を終了します。この企画展は、今月末まで行われています。みなさん、どうぞ笠沙の自然と文化とともに楽しんでください。
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