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2010年6月24日 (木)

星の列車、七夕の夜に発車

鹿児島市内に住んでいた頃には見ることができなかった本当の夜空を転勤族になってから県内のあちこちで味わうことができるようになりました。とりわけ美しかったのが、山野線と宮之城線が走っていた大口の空、そして県の南のはずれの与論島。山の上に広がる空と海の上に広がる空。どちらも絶品。虫の音を聞きながら、潮騒を聞きながら…。

星の数ほどという表現がありますが、本当に数え切れないほどの星たちが輝きを放ち、神秘的すぎてちょっと怖いくらい。そんな中、薄いミルクを流したような帯がうっすらと見えます。天の川です。無数の星たち、銀河の集まり。地球は宇宙の中に存在するたったひとつの星に過ぎないんだなあと実感させられます。

7月7日は七夕です。子どもの頃は、学校で七夕飾りを作り、飾りました。家でもマーケット前に売りに来ていた人から母が買い求めた笹に飾りをつけて飾りました。それぞれの願いを短冊に書きました。季節を感じさせる行事でありますし、言葉の響きもいいですね。

さて、この七夕の夜、肥薩おれんじ鉄道で「星の列車」が発車します。発車時刻は見事に午後7時7分。列車にはおなじみの松本零士氏原作の銀河鉄道999が車体に描かれます。新聞報道によると、主人公・鉄郎とメーテルが星空を見上げている様子があしらわれているそうです。表面に特殊な印刷が施され、走ると流れ星のように見えるのだそうです。流れ星といえばつい先日、鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所からM5ロケットで打ち上げられて7年間宇宙の旅を続けて満身創痍となって奇跡的に帰還した「はやぶさ」がカプセルを放出した後、大気圏に突入して流れ星になりました。肥薩おれんじ鉄道の「星の列車」は、かつて寝台特急「はやぶさ」が走った美しい区間を流れ星となって走ります。ちょっと出来過ぎかなと思うようなタイミングです。

肥薩おれんじ鉄道では昨年から営業部を新設して利用者を増やすための取組をしているそうです。他の交通機関との厳しい競争と沿線の過疎化。これまでと同じような経営手法では鉄道を維持することは難しいでしょう。営業部が鉄道に付加価値をつけ、新たな需要を喚起することに大いに期待したいと思います。テーマパークへ行くと、いろいろな乗り物に行列ができています。利用者にとって魅力的な鉄道を創造すれば、まだまだ可能性はあると思います。

大地と海と空に恵まれた肥薩おれんじ鉄道。そのフィールドは魅力にあふれています。

Dsc_0018

「星の列車」がらみで、この画像を。これは、鹿児島空港で航空機を撮っていたときに撮影したものです。日没からかなり経ち、辺りは次第に闇に包まれてきました。東の空には見事な満月。35㎜換算300㎜相当で撮影。手ぶれ補正を作動させての手持ち撮影です。実際は、画面に対してもう少し小さく捉えていますが、クロップしてあります。手持ちでこれだけ月の様子を捉えられるのですから、デジカメはすごい可能性をもっているなと思います。

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