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2010年6月 5日 (土)

南薩線廃線跡サイクリング記(その12)

今週は、いろいろとあって数日連続してブログがお休みになってしまいました。毎日書いているとそれほどエネルギーを使わずにすむのですが、ちょっと休んで再開するとなるとより多くのエネルギーが必要です。続けるということが何より大切なんですね。

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一昨日、薩摩半島南部にある当地までふつうの雲とは明らかに様子が異なる灰色の固まりが流れてきました。桜島の灰でした。活発化している桜島ですが、こんなところまで半島を越えてやってくるのですね。鹿児島市内ならいざしらず、こんなところでもこれだけの降灰に見舞われたことに驚きました。

写真は、桜島の灰とは全く関係がありません。ある日の西の空の光景を撮ったものです。

さて、南薩線廃線跡サイクリング記の12回目です。

吉利駅跡を後にして、日置方面に向かいます。

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すぐ脇に立派なお屋敷が見えました。敷地も広く蔵を備えています。このような歴史を感じさせる建造物にはすぐ目がいきますね。道路沿いには芥子色の看板に「日置瓦」と記されています。

この後、すぐに横断歩道で道路を渡るのですが、廃線跡はここまで。道路改良により廃線跡は広い道路に飲み込まれ、その後は日置までほぼ手つかずのままで続いています。

さて、自転車道はこのあとどこへ続くのでしょう。

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しばらく道路の歩道と一緒の部分を進むのですが、ほぼ直角に左へ折れ、再び独立した自転車道となります。もうここは廃線跡ではありません。途中、農作業をしている人たちの姿もありました。緑の中を快調に進みます。

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松林の掘り割りを抜けると東シナ海の大海原が眼前に広がりました。東シナ海からの強い季節風を受けるのか、松たちは一様に陸側に向かって傾斜して立っています。南薩線廃線跡にあった掘り割りがただ地面を掘っただけだったのに対し、新設部分は立派な法面処理が施されています。鉄道の旧線部分と新線部分の違いと似ている感じがします。

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日本三大砂丘のひとつ吹上浜沿いにしばらく進みます。永遠と続く砂浜の向こう側には北薩摩の山並み、そして南側には笠沙の山々が遠望でき、スケールの大きな風景に圧倒されます。自転車道の終点付近にはこのような見所が用意されていたのでした。

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海から離れるとまもなくそこは自転車道の終点となっていました。ここは若干の駐車スペースもありますが、他には何にもありません。長居をする場所ではないので、自転車道案内地図などの写真を撮り、すぐにUターン。今来た道を吹上へ。

吉利駅跡付近にさしかかったところで、後ろの方から軽いモーター音が近づいてきます。こちらもそんなにゆっくり走っているわけではありません。しかし、モーター音はどんどん近づいてきて、すぐ横をお先にとばかり追い抜いていってしまいました。乗っていたのは、おばちゃん。電動アシスト付き自転車恐るべし。おばちゃんの背中はどんどん小さくなっていきます。

蒸気機関車、そしてディーゼルカーが走り、現在はハイブリッド自転車が軽やかにおばちゃんを乗せて走る南薩線でありました。

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