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2010年6月23日 (水)

新幹線「さくら」に寄せて

今朝の地元新聞南風録には冒頭に「はやぶさ」「富士」「なは」の名が記されていました。おやっと思って読んでみると、かつて動くホテルともてはやされたブルートレインの輝きを来春全線開業する九州新幹線鹿児島ルートを走る「さくら」でも再び放ってほしいというものでした。試乗会の感想も交えられ、つばめをデザインした水戸岡鋭治氏の著書「水戸岡鋭治の『正しい』鉄道デザイン」での文言も紹介されていました。この本は私も読んだことがありますが、氏の鉄道に対するデザインの考えが記されており、これを読んで氏が関わった鉄道デザインに接すると、味わいも倍増というものです。全国区へ進出する「さくら」が文字通り日本を代表する名列車になってくれたらいいと思います。さらに、この「さくら」が鉄道イノベーションを起こし、鉄道復権へ大いなる力を発揮してくれたらいいなと思います。南風録の中で紹介された著書の文言は「速ければよいという価値観の時代はもうとうに過ぎ去ってしまった」。経済成長が止まり、路頭に迷っている感のある日本ですが、経済発展ばかりに目を奪われず、「足るを知る」の境地で本当の豊かさ、幸せを足下から探してみると、また新しい国のあり方が見えてくるような気もします。

ところで昨日、マツダの宇品工場で惨事が起こりました。秋葉原での事件といい、全く無関係な人多数が無差別に犠牲になるという考えられないような事件。実は、2年前の夏だったでしょうか。この宇品工場に見学に行っていたのです。本社に集合、そこから工場内をバスで移動して宇品工場の一部を見学させてもらいました。家族で行った思い出の場所だったのですが、そんなところでこんな惨事が起こるとは思ってもみないことでした。

都市集中が進み、地方がどんどん疲弊している日本。そんなアンバランスに人間もバランスを崩しているのではないでしょうか。宮崎駿の「となりのトトロ」の舞台にあるような日本の原風景。心の中にそんな風景を日本人はいつでももっていたいものです。和を大切にした水戸岡氏のデザインはこの原風景に通ずるとことがあります。

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