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2010年7月 6日 (火)

摂津鉄道は鉄道模型の原風景

今日は、ちょっと回想をば。
機芸出版社といえば故山崎喜陽氏が鉄道模型趣味(TMS)を出版するために立ち上げた会社で、日本の鉄道模型をリードしてきた出版社。現在では、鉄道模型関係の出版物はいろいろな会社から出されていますが、当時は機芸出版社が唯一と言っていい状態でした。

最初に買ってもらったTMSは、もうぼろぼろになるくらい繰り返し読みました。当時はTMSは書店ではなくデパートの模型売り場で購入していました。まだNゲージは一般的でなく、カツミやエンドウ製の16番の模型が並んでいた頃です。

その売り場で「レイアウトモデリング」を買ってもらいました。レイアウトは鉄道模型をやっている人にとっては夢でした。大人になったらレイアウトを作るぞという夢を抱きながらこれも何度も何度も繰り返し読んだり眺めたりしたものです。

その中で特に印象的だったのが、坂本衛氏の「摂津鉄道の建設」。純日本型レイアウトで、その落ち着いたたたずまいは地方の国鉄線の風景そのものでした。先日、鉄道月刊誌をチェックしに行った際、坂本氏が摂津鉄道のセクションの前でにっこりしていらっしゃる写真に出会いました。平成になって20年以上も経った今、坂本氏ととともに摂津鉄道が記事になっていることに思いがけず懐かしい友に出会ったような驚きを感じました。

さて、摂津鉄道ですが、日本の農村風景の中をのんびり走る鉄道が模型化されていました。お座敷でブリキ製の自由形ED58が同じく2両のブリキ製ナハを牽引する列車を飽きることなく運転していた頃です。レイアウトモデリングに載っている摂津鉄道は、お座敷運転の初心者にとってはまさに別世界。いつかはとの思いを抱きながら枕元において、いつしか眠りについているということが何回もありました。まさに、摂津鉄道は私の鉄道模型の原風景であります。

摂津鉄道やいろいろなレイアウト記事に触発されて、お座敷運転のエンドレスに駅がほしくなり、木製の箱のふたに駅の建設を始めました。設計図などなく、現物合わせを繰り返しながら頭の中に描いた駅を作り上げていくというまさに小学生の工作的なものです。柱を立て、その間に平たい角材を重ねていくというログハウス的なつくり。駅の中には駅事務室やキヨスクも作りました。次第に駅のようになっていく様子に粗末なものではありましたが、それなりに満足を得ることができました。

小学校の図工の時間に角材で橋をつくるという題材がありました。6年生のときのことです。私は迷わず跨線橋を作ることにしました。太い角材で大まかな形と整え、あとは壁や階段など、平たい角材で作り上げていく。もちろん16番の80分の1サイズで作りました。蒸気機関車の煤よけの板をつけて終わり。我ながら手の込んだものができあがりました。駅の跨線橋など作る児童はいなかったと思います。先生から見本として学校に残したいとのお話があったのですが、お座敷運転で使うつもりだったので恩知らずにもお断りしてしまいました。
 中学生になって再び駅に挑戦してみることにしました。家にちょうどよさそうな板切れがあったのもいい巡り会いでした。今回は現物合わせでということではなく、無謀にも本当にある駅をモデル化してみることに。鹿児島市内から適当な場所はと考えた末、日豊線の重富駅をモデルにすることを決めました。

機芸出版社から始まって思いつくままに、まとまりのないことを書いてしまいました。たまには、昔のことを思い出しながら文章にしてみるのもいいかなと思ったからです。重富駅製作については、また改めて記すことにします。

写真はDE10。走行音がカトー性にしてはちょっと高周波なのがたまに傷ですが、ディテールや全体のプロポーションはきわめて良くできています。

Dsc_0343

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