美しい築堤の利用方法は?
一昨日のことです。前から道20号線沿いに大きく「白川」と青地に白文字で表示された標識が気になっていました。時間も少々あったのでそちらへハンドルを切り,道なりに進んでみました。典型的な田舎風景の中に道路は伸び,いくつか分岐点がありましたがバス停などを頼りに車を走らせます。創立130周年の看板を掲げた白川小学校の横を通り,しばらく行くと見慣れた風景が広がり知覧線白川駅跡付近にたどりつきました。
駅前商店の前にはお決まりの「白川駅」のバス停。しかし,一昔に比べると駅があったという雰囲気が失われているように感じます。季節的なこともあろうかと思いますが,青々とした背の高い夏草に駅跡も阿多寄りの石づくりの築堤も覆われ,廃止になってからの年月をその姿からいやおうなしに感じ取ることができます。
阿多寄りの反対側,田部田側は築堤がきれいに整備され,対照的な姿を見せています。
築堤を横切る道路を挟んだ反対側では小さな野焼きがなされていました。どうやらこの築堤の面を芝刈り機できれいにしたようで,その刈り草を燃やしているようでした。地域の美化として草刈機で草払いをする例はありますが,芝刈り機の利用とはかなり念が入っています。しかも,刈り取った草を取り除いています。何かに利用しようとしているのでしょうか。車両乗り入れ禁止という表示もあります。
もう少し左右に余裕があればグラウンドゴルフ場として利用できそうですが,細長い築堤の上ですから,下手するとOBになりそうです。しかし,利用方法はそれぐらいしか思い浮かびません。
これから先,田部田方面はすっかり草に覆われ,以前車で通行できたところも足を踏み入れることさえできないような状況になっています。
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