桜島フェリーの番号の不思議
桜島へ渡る用事ができたので、久しぶりに桜島フェリーに乗船しました。県土を錦江湾が大きく二分している形になっているので、桜島フェリーは薩摩半島と大隅半島を結ぶまさに道路役を果たしています。運行本数が多いので、今回も待たずにそのまま車両甲板へ車を進めることができました。
原則、客室で過ごすことになっていますが、10分あまりで4キロの航海が終わってしまいますので、ほとんどの人は車内に残ったままです。今回乗船した船は車両ブリッジが2層になっていますので、1階から客室に上がるには、急な階段を何段も上がらなければなりません。新しい船はバリアフリー船となりエレベーターもついたようですが、それ以前の船は足腰の弱い人にはちょっとしんどいつくりになっています。
10分あまりとはいえ、迫り来る雄大な桜島、天気の良い日には霧島連山や開聞岳まで望める船旅は魅力的です。車を積まなければ片道大人150円、自転車を持ち込んでもプラス100円。今年から試行的に寄り道クルーズなるものを始め、運航日は大人気。500人ほど乗る船にもかかわらず、積み残しが出てしまうという嬉しい?誤算。普段10分あまりの行程を南側へ寄り道してたっぷり40分の航海。それでも料金は150円のまま。子どもはその半分の80円。いろいろ問題はあるでしょうが、是非、通年運行してほしいですね。これを企画した人に座布団3枚ぐらいあげてもよさそうです。
鹿児島港を出港してしばらくすると種子・屋久からジェットフォイルがやってきました。2社での競合路線で双方ともジェットフォイルを運航。両社しのぎを削りながら少々供給過剰気味。とはいえ、錦江湾の華麗なランナーとして定着してきています。
もう少し前のタイミングでしたら鹿児島港への入港のために大きくバンクしてくる航跡とともに捉えることが出来たのですが、速度が速いので気づいたときには時既に遅し。構図も日の丸構図で、おまけに奥に見えるタンカーがかぶっています。
今度は反対側に移り、すれ違う桜島フェリーを記録として一枚。
奥に見えるのは霧島連山。夏雲もよい感じです。さて、どちらが前でしょう。双頭船で分かりにくいですが、レーダーがある方が前?何かで見聞きしたことがあったのですが、忘れてしまいました。写真の船は第五櫻島丸。現在、6隻の船で運行しています。ここでよく分からないことがあります。この運航中の6隻の船ですが、船名が櫻島フェリーのHPによると「櫻島丸」「第五櫻島丸」「第十三櫻島丸」「第十五櫻島丸」「第十六櫻島丸」「第十八櫻島丸」となっています。
更新した際に数字が多くなっていったと考えるのが自然ですが、そうすると数字のない櫻島丸やこの第五櫻島丸はどのように考えればよいのでしょう。欠番はどうしたのでしょう。不思議、不思議…。
さて、この第五櫻島丸についてちょっと説明。平成2年3月竣工、総トン数600トン、積載能力大型車10台、乗客定員488名、速力10.5ノット。数字が分かると親しみが増します。
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