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2010年9月19日 (日)

小林桂樹氏と青函連絡船

俳優の小林桂樹氏が亡くなられました。もう86歳になられていたんですね。実直な人柄が演技にもにじみ出ていて、好きな俳優さんの一人でした。先日は藤田まこと氏も亡くなられ、味のある俳優さんが次々に逝ってしまうのは寂しい限りです。

明日は折しも敬老の日。3連休の中どころの今日、私が住んでいる地域の敬老会が行われました。ここでは75歳以上が敬老の対象者ということでしたが、会場に来られたのは、そのうちの四分の一ほど。それでもお昼の12時から一緒に食事をしたり、踊りなどの出し物を楽しんだりと、敬老会にふさわしい会となりました。お昼からアルコールが入ると、どうも調子が狂います。夕方、もうお酒も抜けたようなので、自転車で干拓地の堤防を通りぐるりと隣町まで足を伸ばしてきました。

さて、話は戻りますが、小林桂樹氏が出演した作品の中で印象に残っているものがあります。それは青函連絡船を舞台とした作品。八千草薫さんが妻役を演じ、人間味あふれる魅力ある作品に仕上がっていました。

ネットで調べてみたところ、放送は1983年12月14日、午後9時から約2時間。タイトルは「最後の航海 ―ある甲板長の退職―」。国鉄の民営化が1987年ですから、国鉄時代の青函連絡船が舞台となっています。函館の町や連絡船の味わいある風景の中で繰り広げられる人間模様はまさに大人のドラマで、何度見てもその度に感動を得ることができます。録画して何度か見たことがあるのですが、もう長いこと棚に入れたままになっています。また、見てみたくなりました。きっと、当時は気づかなかった機微に自身が年齢を重ねたことにより気づくかもしれません。

青函連絡船に乗船したときの切符(指定券)をとっていたことを思い出し、取り出してみました。マルスで印刷された切符が懐かしい…

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青函連絡船には桟敷席、椅子席、グリーン自由席、グリーン指定席などがありました。この切符は1980年8月13日青函連絡船2便深夜0時40分発、函館・青森のグリーン指定席のものです。あまり記憶にないのですが、駅弁のイカめしで有名な函館本線森駅で8月10日に乗車(船)変更の手続きをしているようです。函館・青森間は約4時間。

グリーン指定席は一人がけの独立シートで、横には棚があり大きくリクライニング。国鉄特急のグリーン車用シートよりずっと豪華なもので、現在の独立3列シートの高速バスのようなつくりでした。しかしグリーン席の乗客は多くはなく、我先にと桟敷席に自分の領地を確保するべく急ぐ乗船客がほとんどでした。ごろんとできる桟敷席は、ある意味グリーン席以上の快適さかもしれません。

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乗船名簿です。青函連絡船に連絡する列車の中で配られます。グリーン席の乗客は薄緑色の用紙です。連絡船の改札付近にも置いてあり、改札を通るときに箱に入れて船へと向かいます。青函連絡船では洞爺丸事故という悲しい歴史があります。これから津軽海峡を渡るという高揚感と自分が乗船しているという証を桟橋に残して船に身をゆだねるという緊張感が交錯します。

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