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2010年11月19日 (金)

失われる前に

先日、鹿児島港周辺の臨港道路を通ってみると、なんだか開けた印象。

ずっと以前に東開町に移転した中央青果市場周辺の建物がすっかりなくなっていたのでした。国鉄の臨港線沿いに少々ごちゃごちゃした昭和の香り漂う場所でした。つい最近までいろいろ残っており、通る度にまだあるなと思っていただけに、失われた空間に思わず「あっ」と声が出そうになりました。

当時の建物として照国郵船、現在のマリックスラインの建物だけが残されていました。建物の中には照明が灯されていましたので、使用されているようです。大きなビルとの印象が当時はあったのですが、今見ると鉄道模型のレイアウトにちょこんと置けるような市販のビルストラクチャのようなこじんまりしたものです。このビルを頼りにしなければかつての周辺の位置関係を捉えにくいほど変わっていました。

これまで車で何度も通る機会があったにもかかわらず、写真は撮っていません。周辺道路の交通量が多く、車を止めにくいということもあります。しかし、はやり撮っておくべきでした。

市電もセンターポール化、軌道敷きの芝生化、中央駅の電停場所変更、郡元・涙橋間の道路併用区間化など、大きくその姿を変えています。もちろん車両更新も進み、旧型車が数を減らしつつあります。人間とは勝手なもので、失われてしまうと懐かしさという感情がわき起こり、失われたものに妙な価値を見いだしてしまうものです。今は価値を感じなくても、今を記録することは大切なようです。

写真は高見馬場電停付近の交差点。夕暮れ時の光で交差するレールが鈍く光っていました。

Dsc_0044

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