赤字補填はありません 頑張ります
またまた先日訪れた加世田バスターミナルの話題。
鹿児島便、空港便、そして周辺の町を結ぶローカル便とバスターミナルに出入りするバスは多く、複数のバスが乗降ホームに横付けしている姿を見ることも珍しくありません。私が訪れた夕方、鹿児島交通のメッセージ入りバスが停車していました。「民営鹿児島交通頑張ります」。鹿児島には民営ではないバスは鹿児島市営バスしかないと思いますので、それを意識したもののようです。
小さく、「赤字補填はありません」と書かれています。これは鹿児島市交通局のバス部門の赤字を市の歳入から支出しているということに対する表現なのでしょうか。かなりストレートなメッセージです。鹿児島市内ではこれまでバス事業者同士の紳士協定で路線の棲み分けを行っていました。今では、市営バスの路線と重複するように鹿児島交通の市内路線が新設され、競合状態にあります。これまで市営バスが単独で運行してきた路線にこのメッセージを掲げた鹿児島交通のバスが割り込むような形で運行されています。もちろんすべてのバスにこのようなメッセージが貼付されている訳ではありません。
来春には九州新幹線全線開業。鹿児島でもそれを迎える準備をハード面、ソフト面で進められていることを報道で知ることができます。快適な新幹線の旅を終えて降り立った鹿児島中央駅。バスターミナルに停車しているバスにこのようなメッセージが書かれていたらどのように感じるでしょうか。もう少し紳士的なやり方はないのかなあ。
もうひとつ。かわいらしいバスが車庫に止めてありました。マイクロバスのような小さなバスです。大型バスをチョロQにしたようなデザインがいいなあと思います。小さいけど小さく見えない、しかも車いす対応。
行き先表示幕の部分には「試運転」の表記が…。
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