コンテナ船の舳先に
ちょっと気になるニュースがありました。リチウムイオン電池のトップメーカーであった三洋電機が2010年のシェアで韓国サムスングループに抜かれて首位陥落というもの。2010年のシェアは三洋電機19.9パーセント、サムスングループ20.1パーセントでわずかではありますが、これまでの流れを見るとこの差は今後開いていくように思えます。
かつては日本企業全体で世界シェア94パーセントだったものが、今では42パーセントに。一方の韓国は10年前2パーセントだったものが35パーセントへ。韓国政府も基幹産業と位置づけ、専門大学院を新設し人材育成を進めるなど長期展望に立った取組をしているとのこと。
一方の日本の政治はどうでしょう。グローバルな競争の中にさらされている中、相も変わらず報道されるのは内部のごたごたばかり。その間に、どんどん世界から取り残されていっています。NHK大河ドラマの視聴率が今年も高かったですね。時代は龍馬のような私利私欲を捨てた本当の意味で国のことを思う指導者を求めているからではないでしょうか。
さて、関門海峡を進むコンテナ船。下関側では名調子の紙芝居に観光客が見入っています。ここにいると次々に潮流に逆らいながら、また潮流に乗ってすいすいと進む船舶を見ることができます。船の好きな人にはたまらない場所だと思います。
目の前を大型船が行き交う姿は迫力満点です。ここでは水先案内人という人が乗り込んで船の操船を指示するそうです。渦を巻くような潮流の早さ、そこを自動車が行き交うように左右に分かれて交差、同じ方向に進む船でも速度に違いがありますので、操船にはかなり気を遣うに違いありません。そこへ門司港と下関の間を結ぶ船も横切りますのでなおさらです。
コンテナ船の舳先に人影が…。切り出して拡大してみました。これは前面展望の特別席ですね。見張り業務なのでしょうか。
| 固定リンク
「船舶」カテゴリの記事
- キハ82900運転室組み込み(2021.01.04)
- フェリー屋久島2(2019.01.28)
- はいびすかす(2019.01.04)
- テレビ三昧(2019.01.03)
- 正月の船(2019.01.02)
コメント