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2010年12月 9日 (木)

今日の4号機関車

朝から終日加世田で研修会があり、少々お疲れモードの中、帰りに旧加世田駅に寄ってみました。冷たい強風が吹き荒れる一日となり、バスターミナルと化した旧加世田駅跡に展示されている4号機関車とDD1200は寒風の中、相変わらず忘れ去られたように放置されている状態でした。

各地に保存されている、または保存されていた鉄道車両はその管理者次第で大きく明暗を分けています。残念ながら貴重な車両であるにもかかわらず管理が行き届かずに解体に追い込まれた車両も数多く存在します。

ここ加世田にとって南薩鉄道は加世田が一番輝いていた時代の象徴のような存在だと思います。しかし、後を引き継いだ会社との折り合いがどうなのかは分かりませんが、会社は何らの手を打たず、行政もノータッチのようで、ただただ時が過ぎ、車両は傷んでいくばかりです。皮肉にも、南薩線末期に駅に放置されていた車両群に近い状態になりつつあります。

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かつて活躍した駅跡に鎮座する僚友。互いに痛んでいく体を見ながら何を思っているのでしょうか。季節だけは、何事もなかったように繰り返し巡っていきます。動かなくなったあの日から何回季節が巡ったことでしょう。

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コメント

管理人様、こんばんは。又々オジャマ致します。所用で加世田を通る際に必ず(引き寄せられる様に)行く処。もの言わぬDDに掛けてやる言葉も無く、暫くの時間を共にした後「又、来るよ」と後ろ髪引かれる思いで車のハンドルを握ります。記念館が出来た時にはピカピカしていた彼ら、あれから早15年。立派な保存車輛展示楝の解体と歩調を合わせるかの如く色を失い、錆付き傷み続ける現状。傍観しか出来ず、力足らずの己が歯痒く悔しいです。鮫島翁を始め、限りない夢と喜び・生き甲斐を与えて下さった幾多の先人諸氏に報いる方策が凡愚な私には見出だせません。しかし管理人様や多くの「なんさつ鉄道」を愛して止まない有志の心に熱い想いと希望が消えない限りテツの神様は彼らを見放さないと信じます。管理人様のサイトとブログは有志一同の「素晴らしい光」です、脈絡の無い書き込みで失礼致しました。「南薩鉄道は永久に不滅です」。感謝を拙文に代えて。

投稿: 夢幻鉄道 | 2010年12月10日 (金) 23時03分

昔の日本人はどうであったか分かりませんが、今の日本人は新しいものや珍しいものには価値を見出しても、古いものや目立たないものには目を向けようとしない傾向があるように思えます。先祖の墓に生花が絶えない鹿児島の人たちであっても、加世田の近代化を支えた立役者でもある南薩鉄道の貴重な姿ある生き証人に対しては冷たいように思えてなりません。いろいろなものを擬人化してとらえる豊かな感性を持った日本人の心の文化があるならば、こんな姿をさらすことを余儀なくされている機関車たちにもっと温かい手をさしのべてもよさそうな気がします。個人で、行政で、そしてOB会などで美しく整備された各地の保存鉄道車両と比べるにつけ、あまりの落差に南薩鉄道の車両たちが気の毒に思えてなりません。

投稿: Nakachan | 2010年12月11日 (土) 07時36分

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