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2011年2月10日 (木)

専売公社引込線

夢幻鉄道様からのご質問に答える形で専売公社引込線の記憶をたどってみます。

西鹿児島を発車した鹿児島本線の列車がカーブで加速しながら大きくカントで車体を傾けながら迫ってくるポイント。弊HPから1枚写真を引っ張ってきました。久々にヘッドマークが復活した1984年頃です。この頃はまだ専用線の線路自体はあったように記憶しています。指宿枕崎線側の線路から分岐して写真を撮っているあたりに延びており、そのまま専売公社の敷地へ。1本でつながった引込線は門に入る前で分岐して敷地内は2本の引込になっていたと思います。使用廃止から長らくそのまま線路もポイントも敷かれたままになっていました。ここを渡るときは、大きくカントして傾いた踏切を渡り、さらに専用線の踏切を渡らなければなりませんでした。

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さて、この引込線の現役時代の様子はというと、西鹿児島駅から機関車に推進された有蓋貨車が貨車を先頭にゆっくりやってきました。入換のための要員が貨車に張り付き、緑色の旗を振っています。三角ポイントの踏切は、本線側にしか警報機がついていませんので、係員が立って通過するまで遮断することになります。私は、C57に推進されてきた列車をこの三角ポイントで見たことがあります。情報を持っていたわけではなく、毎日のように運転されている列車ではないと思いますので、運が良かったと思います。

写真がないので模型で心象風景をば。

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ワムを先頭に推進運転でやってきます。職員の方が何人か要所にしがみつき、旗を振ってやってきます。蒸気機関車全廃後はDF50が同じように推進運転しているのを見たことがあります。「すみません、貨物列車が通りますのでしばらくお待ちください」と踏切では通る人に声をかけています。手を伸ばせば届きそうなところを「たっとん、たっとん」と静かにワムが通り過ぎていきます。そして、いよいよ機関車の登場。

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石炭や蒸気の香りを漂わせながら静かに押し込んでいきます。これは踏切を通過しているイメージ。機関士さんや助手さんも目の前です。近づいてくる生きた蒸気機関車の迫力に圧倒されそうになります。

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機関車が自分のすぐ横に来ました。まさに門前の分岐器の上を通過し、門の中に入っていこうとしているところです。あの狭い空間でこのような贅沢な光景を見ることができたのですね。当時は、専売公社の前の引込線にはいつもワムが止まっていたように記憶しています。

写真がなく、あくまでも当時の記憶をたどりながら記述していますので、実際とは違った部分があるかもしれませんのでその際はご勘弁ください。

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コメント

管理人様、こんにちは。予報では雨天との事で日豊筋への撮影行を諦めていましたが時折り日が差す気まぐれ天気にスクランブル待機中。さて『専売公社』引き込み線の御教示をモデルも交えて解説頂き誠に有難うございます。本当だったのですね、今度は写真(あるかな?)発掘に情報アンテナを延ばしてみます。シゴナナやDFが引き込み線で貨車を出し入れする様子、見てみたかったなァ。先般、管理人様が『アノ頃の』で触れておられた広木(旧)トンネルをはじめ線形変更や複線化に絡んだ廃線跡が鹿児島市内だけでも何箇所か有る訳ですよね。もはや平成生まれの諸君達には記憶が無い『臨港線』が最たるモノ。埠頭公園化して垢抜けた印象の場所に黒い有蓋貨車が連なり(テツ少年には)堪らない処だったとは。拡幅された臨海道路を車で走る度、ワムやワラになった気持ちになり心象鉄道しています。

投稿: 夢幻鉄道 | 2011年2月11日 (金) 12時53分

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