大川を跨ぐ橋台
今日は、日豊線沿いの国道を通る機会がありました。運良く上下2本の787系「きりしま」に出会えました。また中央駅近くの跨線橋を夕方通ったとき、ちょうど車両基地から駅へ回送される783系「きりしま」も目にすることができました。実は、ダイヤ改正以来、動いている両系列は初めて見たのです。
さて、南薩線探索を続けましょう。上日置・日置駅間にあった大川と県道37号線を跨ぐ南薩線の鉄橋。二つの橋脚を挟んで長短三本の橋桁で跨いでいました。二つの橋脚は失われ、上日置駅側の橋台は崖の補強工事で上の方の一部分がかろうじて見えるのみとなっています。
一方日置駅側はどうなっているのでしょうか。県道からは様子を伺うことはできません。藪の中に入っていくと、すぐに橋台の左右の築堤を保護するための石積みが見えました。県道と大川を越えるために日置側は築堤を造って上日置側と高度を合わせています。人目に触れることもなく藪の中でひっそりとその姿をとどめていました。
橋台はというと、橋台に接するように竹の群生があり、完全に目隠しされた状態です。横からのぞき込むようにして撮ったのが下の写真です。橋台はそのままの状態で残っています。
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コメント
(前略)又々「ブログ本題」には関係の無い『カメラ』話で恐縮です。件の銀塩F5氏は所有する全てのニコンデジ1眼を処分して(改めて)F5を買い求められたとか。銀塩フィルムへの愛着と同時に機材に対する信頼感を感じました、管理人様も御承知の通りアポロ計画で月へ行き地球以外の天体でシャッターが切られた(目下唯一の)「ニコン」機。スポーツや報道関連のプロカメラマンからも高い支持を得ていますしキャノン機の汎用性とは異なり写真家が求める秘めた力を持っている様に思えます。表現が的確かは自信がありませんがC社が万人受けする天賞堂(完成品)モデルとすればとN社は造り込みと塗装(+ウェザリング)次第で至高の1機となる珊瑚(キット)のモデルかと。どちらか1ツ選べるとしたら(とても×2)迷いますね。何やカンや言っても「EOS」デジタル(中級機以上)のパフォーマンスにも興味津々ですが。
投稿: 夢幻鉄道 | 2011年4月10日 (日) 15時36分
うまい表現をされますね。それぞれのメーカーがメーカーとしてのこだわりを持って製品化していることはユーザーとして嬉しいことです。人もいろいろ、製品もいろいろ、それぞれの個性が相思相愛で出会うとき、ものとのつきあいの喜びを感じることができるのではないでしょうか。
投稿: Nakachan | 2011年4月12日 (火) 18時35分