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2011年5月28日 (土)

へろへろと廃線跡

台風2号が近づきつつあります。2レ「さくら」なら歓迎ですが、こんな若い番号の台風の接近は勘弁してもらいたいものです。とはいえ、降水量不足で電力ならぬ大口の水道使用の制限がかかっていたことを思えば恵みの雨をもたらす台風として歓迎する向きもあるかもしれません。耕作物にじょうろで水をかけたり、スプリンクラーで焼酎の素ことコガネセンガンの苗に水をかけたりしている様子を目にしていましたので、農家にとっても恵みの雨なのでしょう。紙には表と裏、電池にはプラスとマイナス、力には作用と反作用があるようにモノには二面性があることを理解すれば、台風がもたらす功罪も冷静に受け入れ、被害無きよう対策を講ずることが賢明なのかもしれません。

知覧線寄り道記。美味しいスルメのごとく、同じ場所をいろいろな角度から何度もかみしめ、そこから醸し出される鉄道の香りを味わっております。現役時代を知らないということは弱みでもあり、一方で強みでもあります。ここでも二面性の登場?。廃線跡しか知らない身には廃線跡は蜜の味。想像の世界は人間だけが有することができる夢幻の世界。こと知覧線に関しては現役時代の写真や資料が乏しいだけに、余計魅力を感じることができるような気がします。

前日紹介した築堤からへろへろと山手に向かって道床が延びています。かつてこの地面を踏みしめながら鉄道車両が行き来していたと思うと一般の人にはただの地面のように見えますが、鉄分を含むものには哲学(鉄学・鉄楽)の道としてその値打ちは天井なしです。

列車本数の極めて少ないローカル線のレールがかろうじて光っているがごとく、現在において運行本数が極めて少ない軽トラ運行によってかろうじて廃線跡がか細い轍となってその姿をとどめているように思えました。この奥、佐々良トンネルが口を開けているはずです。

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コメント

台風接近、心配です。
被害の無いことを祈っております。

知覧線跡を初めて歩いた1997年秋、この区間も、難なく踏破できたことを憶えています。
ただし、佐々良トンネルの手前(阿多側)に倒木がありました。
降雨で土砂が崩れ、木が倒れたのでしょう。
車なら木を撤去しないと通れませんが、徒歩なので、潜り抜けたら終わりです。

知覧線の廃止も、原因は水害と聞いています。
伊集院~枕崎の本線区間に止めを刺したのも水害でしたから、自然の驚異は侮れませんね。

投稿: hvcc | 2011年5月29日 (日) 07時47分

風は大したことありませんでしたが、雨は結構降ったのでしょうか。近くの灌漑用の水路が一晩で満水に近い状態になっていました。知覧線沿線も南九州特有の火山噴出物のシラス土壌ですので、たいへんもろく水を含むと一気に崩れる特性を持っています。

投稿: Nakachan | 2011年5月30日 (月) 19時15分

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