築堤の断面
知覧線寄り道記をお休みして永吉駅近くにある物産館「かめまる館」の整備工事に伴う築堤切り取りの話題を。
昨日、取り付け道路と築堤の海側にできた駐車場の舗装工事が行われました。工事は順調に進んでいるようです。
この工事に際して興味深いのはきれいに削り取られた築堤。まるでカットモデルのようです。100年ほど前に行われた南薩線建設工事が発掘されたような様相を呈しています。土が盛られていった様子が層となって現れ、草に埋もれていた道床部分のバラストも見ることができます。工事の進捗とともにこの面の処理もなされるか、そうでなくとも草に覆われてくると思われますので、期間限定に眺めとなりそうです。
下の写真は道床部分のアップ。70年間列車を支えてきたバラストがここに凝縮されています。
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