最南端の活用
立秋、暦の上では秋になりました。日中の暑さはまだまだですが、朝夕の過ごしやすさにこれから秋の訪れを感じることができるようになるのでしょう。「立秋」という言葉の響きだけでも何だか涼しさを感じることができます。言葉とは味わい深いものです。
二男が岐阜県大垣市との交流を終えて帰ってきました。往復新幹線での旅、たくさんの思い出を乗せて帰ってきたものと思います。
写真は山川駅の改札口の様子。有人駅での本土最南端の駅です。鹿児島中央・指宿間の観光特急が好調なようです。その先、開放的な風景を眺めながらのんびりした列車の旅を楽しむ最南端レールの旅として指宿・枕崎間の活用は図れないものでしょうか。東シナ海を望む広々とした畑、開聞岳、最南端の駅、遠く望む三島の島影…。魅力はいくらでもあるように思えます。
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コメント
残暑お見舞い申し上げます。
指宿枕崎線、この時期は18切符の利用者で賑わっていると思いますが、枕崎~伊集院にレールが繋がっていれば、循環ルートとして、観光にも役立ったはずです。
廃止から27年、南薩線の廃止が惜しまれますね。
投稿: hvcc | 2011年8月 9日 (火) 18時22分
管理人様、こんばんは。最盛期の6割近い鉄路を失ったカゴシマの鉄路愛好人としてはアノ2文字を聞きたくありません。しかしながら過疎化の進行と地域経済の下降を主要因とする利用客の減少に歯止めが係らないのも事実。鉄道を伝統ある文化遺産として厚遇する欧州と違いブームが去れば草木しか残らない実情に忸怩たる思いです。「ふるさと納税」ならぬ『愛好鉄路募金』カネで物事を選別するのは意に反しますが枕崎線を残せるのならば秘蔵のコレクションを喜んで(泣きながら)放出させて頂きます。足しに為るかはともかく(構想中の)【南薩(田舎の楽園)鉄道】開業時に接続する鉄路が無いと寂しいですから。
投稿: 夢幻鉄道 | 2011年8月 9日 (火) 22時00分
指宿枕崎線は薩摩半島をぐるっと半周するような線形での行き止まり。南薩線はまだ現在の鹿児島本線が鹿児島から伊集院までしか開通していないときに既に会社を立ち上げ、線路の敷設に取りかかっています。南薩の発展のためには鉄道は必須のものと捉えた加世田の優れた先人たちの知恵と熱意によります。もし、地元資本が鉄道を守ることができたならその後どうなっていたのでしょう。資本金が少ないというマイナス要因はありましたが、その分を補うだけのマイレール意識によりまた違った展開を見せていたかもしれません。指宿枕崎線がもし、指宿線と枕崎線という別々の路線であったなら、国鉄ローカル線が次々に廃止されていった時期に廃止になっていた可能性があります。今でも閑散路線の山川から先の路線が存続していることはある意味、とても幸運なことなのかもしれません。南薩線への接続は叶いませんが、よさを生かした活用策に期待したいと思います。
投稿: Nakachan | 2011年8月10日 (水) 17時20分