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2011年8月 6日 (土)

大田発電所

知り合いの新築住宅を見に行ってきました。林業をされている方でご自分で切り出した木材やストックしていた木材をふんだんに用いた邸宅でした。合板ではなくどこも一枚板。下駄箱やキッチン、トイレなど、磨き出した厚めの天板はとても贅沢。自然の形を生かしているところも味わいがあります。あらゆる種類の木材を適材適所に用いており、家の中にいながら森林浴ができるような、そんな素敵な家でした。

写真は大田発電所です。フェンスで覆われているので、フェンス越しの撮影です。説明板によると、明治41(1908)年に島津家の自家用発電所として最大出力250kwで運転開始。送電先は15キロ離れた串木野神岡鉱山。昭和3年に日本水電、昭和17年に九州配電、昭和26年に九州電力に引き継がれています。現在は、最大出力550kwで運転し、伊集院周辺に電力供給、とあります。

発電所本館の特徴としては、石造建築物であり切妻屋根の母屋に六角形の塔が接続する全国的にも特異な構成をしていること。両妻部に島津家の家紋である「くつわ紋」(丸に十の字)が施されていること、が挙げられ、土木学会選奨土木遺産、登録有形文化財に登録されているそうです。

最大有効落差19.96メートル。水車形式は横軸フランシス型とあります。自然の地形の落差を利用した発電所です。

Dsc_0352

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コメント

管理人様、こんばんは。今年は大震災に端を発した原発問題、日常生活における節電、将来的な自然エネルギーの模索等々・電力を当たり前の様に享受して来た私達に大きなテーマが突き付けられました。石橋にしましてもアーチ状に組む事で加重を逆利用する先人の知恵、管理人様のルポを拝見し手軽な便利さを追求してきた科学技術利用の奢りを知らされる思いです。知の探求も必要ですが同時に智の奥深さも学ぶ必要が有りそうですね、自然が持つ力を現代の(特に都市部に住む)人間は過小評価している気がします。

投稿: 夢幻鉄道 | 2011年8月 7日 (日) 18時05分

現在使用しているエネルギーには限りがあると知りながら、使用する側にはあまりその意識はなかったように思います。原発のリスクは承知していても現在の便利な電気生活との天秤にかければ国民が出した答えは今の私たちの生活の通りです。今後どうしていくのか電力の需給との関係の中で考えていかなければならない大きなテーマ。夢幻鉄道様のご指摘の通りです。「知」と「智」、この言葉がその答えを導き出すキーワードになりそうです。

投稿: Nakachan | 2011年8月 9日 (火) 06時24分

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