梅と民家と南薩線
睡眠時間帯を高齢者タイプ?へシフトしてみました。夜10時から2時の間に寝ていることが体によいと本に書いてあったからです。昨夜も10時には寝て、今朝は3時40分頃目が覚めました。そして朝一番は歩くことにしました。真っ暗な中、退屈しないように先日コンパクトラジオも準備。イヤホンから聞こえてくる音質もよく満足しています。
風が強かったのですが、4時から5時まで歩くこと1時間。また、日中予定していた計画がキャンセルになったため昼過ぎ、南薩線跡の自転車道を吹上浜駅跡から吉利の先にある終点まで往復自転車をこいできました。こちらも往復ちょうど1時間。歩くことでは鍛えられない筋肉が自転車をこぐと鍛えられるのだそうです。歳をとると足腰から弱ってきますので、今の内に継続的に鍛えておく必要があります。
吹上浜駅跡を出てカーブを曲がり跨線橋をくぐり勾配を下っていくと、梅の花が咲いていました。この写真は今日のものではなく、先週撮ったもの。今日は、かなり散って寂しくなっていました。
民家があり、ここのご主人が植えたもののようです。既に主を失ってかなり経つようで、倉庫は朽ちて一部崩れ落ちています。今はもの悲しい風景になっていますがが、ここに暮らしがあった頃は、それは見事な風景が広がっていたのではないかと想像されます。
無人となった民家の庭にちょっとおじゃましてみました。ゆったりとした庭、そして少し高いところを南薩線。南薩線を跨いだ先にも梅の木が数本植えられ、軒先から眺めるとそこには南薩線を庭の一部に取り込んだ、見事な眺めが広がっていました。庭園鉄道を楽しむ方もいらっしゃいますが、ここでは自分の庭を本当の鉄道が通っていたのです。
今は荒れています。しかし、ご主人の手で隅々まできれいに手入れされた当時の様子が今でも伝わってきます。
民家から線路へ上がる渡し板です。枕木が使われています。農作業へ向かう小さな通路がこの先、あったのでしょうか。
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コメント
意識的に健康管理に努めておられる姿に敬意を表します。
今年は寒い冬だったようですが、やはり南薩の春は早いですね。
車の通らない線路跡を、季節の移ろいを実感しながら歩けることは、まさに幸せの極めだと思います。
投稿: hvcc | 2012年3月 4日 (日) 20時34分
鉄道がなくなっても線路跡の風情は現役時代そのものですから、過去へ思いをはせながらゆっくりと時を過ごすのはある意味とても贅沢だなあと思っています。身体的にも精神的にも健康になれそうです。
投稿: Nakachan | 2012年3月 7日 (水) 18時03分