吉利駅の公園化
午後から雨が上がったので外仕事を半日しました。健康のことを気遣わなければならない年齢になりましたので、体を動かす仕事は大歓迎です。いやだと思うような仕事もトレーニングだと思えば苦になりません。それどころか仕事をしながら健康づくりができるのですからこんなよいことはありません。ものをどんな風にとらえるかで、気持ちは大きく変わってくるようです。「ものは考えよう」といいますが、まったくその通りだと思います。
さて、なんさってっとう様から吉利駅整備工事のは発注元はという問いかけをいただきました。工事看板には、発注者「鹿児島県鹿児島地域振興局建設部土木建築課」とあります。工事名目は「公園の整備」。日置駅のように消滅するよりはよほどましですが、残すのであればなおさらこの工事のあり方が残念でなりません。
駅舎側ホームの土が失われている部分に建てられている枠です。土を盛り、後ろ側はコンクリートが打たれるようです。表面は石積天端とあります。この枠を見ると工事の内容がおぼろげながら見えてきます。上り線側のホームは竹が撤去されたままで現在のところ枠は何も設置されていません。
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コメント
吉利駅跡の工事、発注元は永吉駅跡と同じようです。
ということは、似たような感じになるのでしょうね。
投稿: hvcc | 2012年5月16日 (水) 05時50分
鹿児島県ということは上日置に及ぶ可能性があるのだと思われます。サイクリングロードとの直接的な関係があれば、上日置は対象外となるのかもしれませんが、どうも関係なさそうです。吉利も永吉と同様にお粗末な公園になるのは必至でしょう。しかしよく考えてみると、一方では南薩鉄道記念館なるものがわざわざ設置されているわけで、枕崎の老人ホームの展示には写真や解説などで協力しており、当時の面影を残す意向や使命感を持っているように見受けられるのですが、このようなお粗末な整備に何の抵抗もないのでしょうか。永吉に設置された説明を読んだかぎりでは、鉄道に関しては永吉駅に特化した記述はほとんどなかったようにも記憶しており、きわめて考証不足という感じを受けたものです。あるいはこれらの整備に関しては南薩鉄道記念館は一切タッチしていないのかもしれません。そうだとすれば記念館が南薩線の保存に努めている隣では、県による大胆な破壊が行われていることになり、南薩線の保存という点に関して一貫しない印象はぬぐいきれません。
投稿: なんさってっとう | 2012年5月16日 (水) 22時22分
単なる自転車道の中継所としての位置づけとしか考えていないのではないかと思われます。遺構を格好のモニュメントと捉え、一般受けするような装飾を施すといったような近代化遺産としての価値はほぼ考慮していない施工がなされつつあります。永吉駅と吉利駅は自転車道の中継所あるいは休憩所としての整備のようですので、上日置駅は対象外ではないかと思っています。ここまで破壊が進むと、いよいよ上日置駅の存在が貴重なものとなってきました。観光地化されるのは困るのですが、やぶを払い、かつてのスイッチバックの駅構造が分かるような最小限の整備をすれば、日置市の他にはない貴重な近代化遺産として注目されるのではないでしょうか。
投稿: Nakachan | 2012年5月17日 (木) 23時16分
もし上日置がこのような整備からまぬかれるのであれば一安心です。上日置の側線に関してはいろいろ確認してみたい部分もあり、竹笹をすっきり取り払ってほしいものです。
投稿: なんさってっとう | 2012年5月17日 (木) 23時46分
上日置駅にてもうずいぶんと前のこと、測線の部分まで含めて竹笹が取り払われたことがありました。何か始まるのではないかと心配しましたが、そのまままた元の姿へと戻っていきました。
投稿: Nakachan | 2012年5月19日 (土) 08時07分