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2012年5月19日 (土)

上日置駅の給水塔

近くを通りましたので、吉利駅の様子を見てきました。土曜日ですが作業がなされており、貨物ホームの道路側にコンクリートを打っていました。生コン車が横付けされ、数人での作業。車を止めてまじまじと見るのも不審に思われると思い、ゆっくり走らせながら車中からの観察にとどめました。これまで自然な形で残っていた吉利駅が通る度に姿を変えていくのは何ともやるせない気分です。

あまり時間は取れなかったのですが、上日置駅にも寄ってみました。こちらはいつものように静かな山の中に佇んでいました。引き上げ線こそ藪に覆われていますが、本線部分とホーム等はきれいに草が払われており、辺りの風景になじんだ駅跡の姿は美しく感じました。

ひときわ存在感があるのが給水塔。歴史を重ねた石の風情がたまりません。作業用のはしごが上部までついていますが、この上はどうなっているのでしょう。吸水口の部分で上下の石積みの幅が異なっています。石で囲っただけのプールのようになっているのでしょうか。それともふたのような構造物があるのでしょうか。ちょうど上部分の中央付近から水がしみ出しているような場所がありますので、この部分にも何かありそうな。

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コメント

変貌する吉利駅跡、それとは対照的な上日置駅跡という感じですね。

初めて上日置駅跡を訪れた際、給水塔の存在感に圧倒されたことを憶えています。
当時、給水塔近くの民家も立てられておらず、まさにタイムスリップした感覚に陥りました。
少し小ぶりな上加世田駅跡の給水塔と共に、貴重な産業遺産として保存(公開)すべきだと思います。

投稿: hvcc | 2012年5月20日 (日) 18時04分

 スポートのハンガーまで残っているのは不思議というよりほかはありません。石材錬積みのみなのは水槽台部分で、水槽内壁や地面下の基礎部分はコンクリートではないかと思います。
 もしここが整備されれば、踏切跡から給水塔まわりまで舗装されてしまうでしょう。線路跡も舗装で表現されるのではないでしょうか。工事の名目に利用されないように祈りたいものです。
 永吉や吉利のような整備をしても、数十年後に初めて訪問した人には、あたかもオリジナル状態に見えると思います。間違った歴史を伝えないことは大変重要です。

投稿: | 2012年5月20日 (日) 18時46分

前の書き込みに名前を書くのを忘れてしまいました。

投稿: なんさってっとう | 2012年5月20日 (日) 18時50分

写真で確認しましが、上部から突き出た棒は電力供給のための碍子の固定用に使われていたようです。

投稿: なんさってっとう | 2012年5月20日 (日) 23時46分

hvcc様、なんさってっとう様
大きさといい存在感といい、圧倒されます。このままの佇まいを維持し続けることを願ってやみません。ホームや埋もれたポイント部分の枕木など、実にいい雰囲気を保っています。基礎や水槽部分はコンクリートを利用しているかもしれないとのこと。興味は尽きません。

投稿: Nakachan | 2012年5月22日 (火) 04時53分

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