« 熊本への在来線の旅(その3) | トップページ | 早朝の作業 »

2012年9月19日 (水)

列車の匂い

台風16号が去った後、ずいぶん秋めいて涼しくなってきました。

昨日の地元新聞のコラムに門司港駅のことが記されていました。「降り立つと、どこか懐かしい匂いがした。木と油が混ざり合ったような温かみのある匂い。古い木造校舎の記憶がよみがえった。」とはいい表現ですね。

人間というものは五感を通して様々なことを感じるものですが、豊かな感性を持った人というのはこのようなことに気づき味わうことができる心を持っているのでしょう。

旧型客車をはじめ、国鉄時代の列車には今の列車にはない独特な匂いがあり、車内に足を踏み入れたとたん、その匂いに旅に出る期待が高まったものです。しかし、その匂いを言葉で表現することが私にはできません。床、シート、壁、それらに染みついた永年の諸々の香りのハーモニーといってもちょっと綺麗すぎて、あの匂いはイメージできませんね。

|

« 熊本への在来線の旅(その3) | トップページ | 早朝の作業 »

鉄道」カテゴリの記事

コメント

管理人様、こんばんは。近年、列車や市電に乗る機会は滅多になく有っても開かない窓と完備された空調、老いも若きも携帯端末に夢中な姿に興をそがれます。仮に春秋シーズンで窓が開く車両に当たっても他人様の不興を買いそうでおいそれとは風を楽しめません。昔は風に乗って様々な匂い(香りと表現するのが適当でしょうか)が車窓に添えられたエッセンスでありました。潮の香り、草の香り、気動車なら排煙の匂い、かなり濃厚な田舎の香水に至るまで。最近、新川沿いを車で走行中に清らかな香りを放つエルフに出会いました。窓を開け放っていましたので純度120%の天然臭が‥暫く鼻が曲がってしまったのは言うまでもありません。本日、久しぶりにマヤ検車とサンシャイン713に会いました。

投稿: 夢幻鉄道 | 2012年9月20日 (木) 23時26分

窓は外界とのコミュニケーションの場、風景だけでなく風や香り、空気など旅を豊かにする要素を取り入れる開口部なのですが、空調が整った現代では採光と風景をガラス越しに楽しむだけのものになってしまいました。そんな中、トロッコ列車に人気があるのは、やはり周りの自然などとの距離の近さなのでしょうか。とはいえ最近はどんな場所にいてもケータイの小さな窓ばかりのぞき込んでいる人が多く、人間はこれからどうなるのだろうと余計な心配をしたくなってきます。鼻が曲がる体験をされたのはお気の毒ですが、マヤ検にサンシャインと、鉄分豊かでしたね。

投稿: Nakachan | 2012年9月21日 (金) 05時16分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 列車の匂い:

« 熊本への在来線の旅(その3) | トップページ | 早朝の作業 »