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2012年10月18日 (木)

熊本への在来線の旅【その5】

ちょっと夕べは飲み過ぎたようです。といっても発泡酒1本にワイン1杯、焼酎2杯ですが、一人で飲むと応えるようで起きたときに少々頭の芯に一部痛みを覚えました。

明日は10月19日。実はこの日は新しく配置されるDCが新製される日なのです。発注から3ヶ月半ほど、ようやく工場での組み立てが行われることになりました。これまで何台か車を乗り継いできましたが、製造日が分かるのは初めてのことです。

さて、熊本への在来線の旅。さっさと済ませるはずが…。かなり記憶が曖昧になってきたような。途中運転打ち切りなんてことも頭をかすめるようになってきました。

熊本への在来線の旅(その5)

広木駅はかつての単線時代に信号場があったところに設置されている。複線トンネルが別に掘られたため、位置は大きくずれている。当時は西鹿児島・上伊集院間の長い駅間への対応として運転上の行き違い設備として信号場が置かれていた。それだけに付近は山に囲まれていた。信号場は昭和45年の鹿児島電化と同時に廃止となった。

時は過ぎ、鹿児島市の人口増加対策として山を切り拓き、星ヶ峯団地が造成され、付近の環境が一変。早くから鹿児島市中央部へのアクセス改善のために旧広木信号場跡に新駅の設置が望まれていた。こんなところに駅を作れるのだろうかと当時は思っていた。上り線はともかく下り線は新しく掘られたトンネルに挟まれた短い区間しかなかった。

紆余曲折はあったものの2009年3月14日に開業となった。

さて、ホームにはここでも多くの高校生が列車を待っていた。鹿児島中央方面へ向かうのは予想できることだったが、上り方向にもその姿が多く認められたのは意外だった。新しい乗客を加え、車内はさらに混雑を増してきた。

広木駅を発車するとこれまで並んで敷かれていた複線の線路は大きく分かれる。上り線が旧線を使っているに対し、下り線は新線としてトンネルで短絡するコースをとる。

山裾に沿って敷かれた線路をモーターのうなりも軽やかに登っていく。上伊集院までは延々と勾配が続き、蒸気機関車やディーゼルには難所のはずだったが、そんなことはまったく感じさせない走りだ。左右の山の上に目をやり、かつて481系や581系などを撮影した場所を探す。12両編成の電車が往来したのは今は昔。ここを通るJR貨物のコンテナ列車だけがかつての本線の風格を今に伝えている。

途中で下り線が合流し、再び複線区間らしい風景となる。線路際から撮影した場所もこの辺りにはあるが草が猛威をふるい、今となっては撮影不可となっている場所が多いのに気分が重くなってくる。

昭和32年10月、C6113牽引の急行「さつま」が5つの置き石に乗り上げて脱線転覆した事故現場はこの辺りだろうかと見当を付けながら車窓に目をやる。やがて列車は上伊集院へとつながるトンネルへ入り、車窓は列車内と映す鏡となってしまった。

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コメント

管理人様、こんばんは。秋本番の晴れた日が続きますね、日中も時折涼やかな風が吹きアレコレ撮影には良い気候です(年中こんな陽気なら最高ですが)。最近なぜか磯の鳥越トンネル付近で列車を写しています、国分側ポータル付近にある柿も徐々に熟して来ました。土手に座り揺れるコスモスを眺めつつ羊雲浮かぶ青い空を見上げていると待ち時間も苦にはなりません。構図を考えながら改めてポータルを観察、なんか付け足したような形状だなぁ丸形だけどコンクリで?ん?右手のやぶくらに何かの気配が(では)反対側は?即移動して鹿駅側、実はコチラのポータルを間近に初めて見ました。見るからに高度成長末期の匂いがする無機質な四角い形状、はて?電化工事時にはどうやって施工したのだろう?城山岩崎時間差作戦は無理だし、答えはすぐ左手にありました。実はこの後にもう一つの謎めいた疑問が、今夜は一先ず此処までで。

投稿: 夢幻鉄道 | 2012年10月22日 (月) 23時22分

外での活動には最高の季節ですね。澄んだ空気は清涼感のある写真を生んでくれそうです。自転車で写真撮りをしていた頃は、わたしも何度かその界隈に行きました。日豊線電化に際して国分以北のトンネルは開通が遅かった分トンネル断面が大きく架線を張ることができたのですが、旧鹿児島本線として開通した鹿児島・隼人間はトンネル断面が小さく、最短の1箇所を除いてすべて古いトンネルに並行して新規掘削となったのはご存じの通りです。ところでもう一つの謎めいた疑問、何でしょう。楽しみです。

投稿: Nakachan | 2012年10月23日 (火) 08時04分

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