5000メートル
昨年11月に新製配置した車両が25000キロの走行距離に達しましたのでオイルとオイルフィルターの交換、そしてタイヤのローテーションのため工場入りしました。作業終了まで店舗にて読みかけの本を読みながら時間つぶし。もやもやと桜島からの噴煙が自宅近くに流れていく様子に少々憂鬱な気分になっていました。しばらくして視線を上げると、それは真っ黒い灰のかたまりとなって流れていました。
この爆発的噴火は16時31分に起こり、観測史上最高の5000メートルにも達したものだとか。3000メートル級の噴火はたまにありますが、5000メートルなんて聞いたことがありません。自宅へ向かう途中、鹿児島中央駅付近の降灰が特にひどく、視界もきかくなくなっていました。
子どもたちが大丈夫だろうかと心配しています。自然のことですから大正3年のような噴火が今後起こることはごく自然のこととして十分考えられます。目に前で繰り広げられる地球の鼓動は、ある意味日常的なこととはいえ、気になります。
桜島は鹿児島にとって特別な存在というか鹿児島そのものと地元の人は捉えているように感じます。それ故、降灰には顔をしかめつつ、桜島のことを心底悪く言う人がいないのは桜島が心の深いところに根ざしている故なのでしょう。
これからバルコニーに積もった降灰を何袋分も降灰袋に詰め込んで、下まで運ぶ作業が待っています。マグマの粉末である降灰は結構重いのです。
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コメント
今回の噴火、凄かったようですね。
姶良郡北部で育ったので、降灰の経験は市内に出かけたときだけだった気がします。
昨日の、日本テレビ系ニュース番組でトップニュースだったのですが、観光業に影響が出るので、トップニュースで大げさに報道するのは勘弁して欲しいなぁと思いました。
数年前、新燃岳噴火直後に霧島周辺の観光客が減ったことが有ったので。
投稿: 元肥薩線沿線民 | 2013年8月20日 (火) 18時37分
元肥薩線住民様、こんばんは。
報道によると思われるホテルのキャンセル等の記事が今日の地元新聞で報じられていました。こんな状況の中で無理して鹿児島へというのも気が引けるのは理解できます。降灰は不快この上ないですからね。しかし、地球の営みとしての自然の現象ですから、火山活動という地球の姿を体験するよい機会と捉えることもできます。
投稿: Nakachan | 2013年8月20日 (火) 21時37分