新幹線事件に思う
自分もいい歳になってきました。同じようにお世話になった周りの人たちもどんどん歳を重ね、高齢になっていきます。元気でいればよいのですが、使い古したからだはなかなか若いときのようには言うことを聞いてはくれません。それどころか、苦しみを与える存在にもなってきます。
子どもの頃お世話になったあばさんもご多分に漏れず、同じような状況にあります。少しでも力になればと思い、ときどき絵手紙を送っています。つたないものではありますが、喜んでくれているそうなので、恩返しの気持ちも込めて定期的に送っています。
新幹線で大変な事件が起こりました。かつて池田小学校で児童が殺傷される事件が起こり、世の中を震撼させました。それ以降、学校の安全対策はこの事件を基準になされてきました。どんな田舎の学校でも津々浦々、これまでやらなくても済んでいた対策をしなければならなくなりました。今回の事件も、開けたらいけない小箱を71歳の男性が開けてしまったような気がします。新たな社会不安が人々の心の中に刻まれてしまいました。関係者は対策を講じないわけにはいかないでしょう。いったいどれだけの損失が今回の事件をきっかけに私たちの社会に生ずるのか。人一人が起こした事件ですが、その代償はあまりにも大き過ぎます。
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コメント
新幹線博多開業から40年目にしての火災事件、巻き添えで亡くなったご婦人はお気の毒としか言いようがありません。
最近は年代を問わず、非常識な人が増えているように思います。
政治の混迷、経済のグローバル化なども影響しているのかどうか、その辺りはよく分かりませんが、何の不安もなく、日常生活を営めることが真の「平和」だろうと感じています。
投稿: hvcc | 2015年7月 2日 (木) 06時09分
世の中、神から与えられた人間がその持てる能力や感性を超える世界に突入したような感があります。みんな無理しています。システムも人間世界を無視した領域に入ってしまっているような気がします。人間が持っている素晴らしい知恵で真に人間にとって幸せな世界というものを構築していかねばならないと思います。
投稿: Nakachan | 2015年7月 2日 (木) 22時55分