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2017年7月18日 (火)

C5691の現状

 三連休最終日、島内を少し散策しました。途中で立ち寄ったのはわかさ公園。ここにはC56が保存されています。現状は動輪と車輪のみ。昭和52年に市内のF小学校の児童の願いが契機となり、保存に至りました。

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 しかし、現状はこんな様子。動輪が一軸と先輪のみ。あまりの惨状に目を覆いたくなります。C5691はご存じの通り戦時中の供出によりC56の90号機までは南方へ送られ、国内に残ったトップバッターです。お召し列車牽引の栄誉もある同機です。C56の中でも群を抜いて貴重な機関車だったことは誰も疑う余地のないところです。

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 主連棒を抜くことができなかったのでしょうか。主連棒が切り取られた状態で残っています。第一動輪なのでしょうか、それとも第三動輪なのでしょうか。

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 動輪でさえ、このような状況です。スポークもさびで細って息絶え絶えです。離島の状況を考慮すれば、誰でも予想できる結末です。

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 説明板には保存のいきさつとともに解体に至った経過も記してあります。保存から17年で解体やむなしになったとあります。小型機関車ということもあったのでしょうが、当時の国鉄はどうして貴重なC5691を潮風の影響を受けやすい離島に送ったのでしょうか。手厚く末永く大切にしてもらえると考えていたのでしょうか。今となっては残念でなりません。

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 プレートと区名板が埋め込まれています。砲金製の区名札は鹿児島機関区や宮崎機関区、吉松機関区などの誇りでした。ちょっと書体は異なりますが、敬意を表しているようです。

Dsc_0096 上から塗られた塗装が剥げている部分を見ると砲金製のようです。取り付け用の穴もありますので、現役時代の本物ではないかと思われます。他の3枚はどこにあるのでしょう。

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なんとも寂しい光景でした。

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コメント

管理人様、こんにちは。C55(57)同様に慚愧に堪えない結末でした。同じ栄誉に輝いた相棒の(92)は出水で状態よく保存されていますね、せめてもの救いです。似たり寄ったりの結末を迎えただろう(99)は奇跡的に一命を拾いましたが賛否が別れる姿に。関西では二機目のD51が復活、山口線も未来志向の旧タイプ客車。九州でもかつて蒸機ファンを魅了したパシフィック機の復活を期待したいところですね。

投稿: 夢幻鉄道 | 2017年7月22日 (土) 17時59分

夢幻鉄道様、こんにちは。
まったく痛々しい姿で残念でなりません。市民等の浄財も保存経費として当てられているようですので、その意味でも設置後の管理が十分でなかったことは残念です。矢岳駅のように建屋の中で保存するというのが離島での保存方法として必須だったように思われます。もともと鉄道のない土地ですので愛着もどうかと思われます。次第にお荷物になっていったのかもしれません。

投稿: Nakachan | 2017年7月24日 (月) 08時41分

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