森林鉄道のデルタ線
少し間が開きましたが、屋久島の森林鉄道の続きです。小杉谷を進むと、廃レールが線路脇に放置してありました。レールや枕木の放置はところどころで見ることができました。
分岐する線路がありました。だるま式の転轍機がいい感じです。ナロー用の小ぶりのものです。見たところ、新しい感じがします。さて、分岐した先は?
行き止まりのデルタ線になっていました。山の斜面を削り、機関車1両をつっこめるくらいのスペースが確保してありました。動力車の方向転換に使っているのでしょう。
軌道敷を歩くこと2時間余り。そこから本格的な登山道となり、再び2時間ほどかけてようやく目的地の縄文杉へ。軌道敷沿いでも登山道沿いでも、周りには見事な深い森林が広がっており、屋久杉の切り株や残された大木に目を奪われっぱなしの登山となりました。また、機会を作って行ってみたくなる魅力ある屋久島でした。
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コメント
屋久島シリーズも,いよいよ大団円ですかね。トロッコ線路の終点近くに,デルタ線がありましたね。たしかに,あそこは機関車の方向転換のためだと思います。縄文杉への登山の方は,その後の大株歩道が大変で,そこから約2時間だったと思います。でも,その頑張ったおかげで縄文杉に会えるのです。頑張ったご褒美ですね。大きな達成感があります。私も,縄文杉にあったときには,なんとも言えない気持ちになりました。「宇宙」とか「人生」とかを考えたことでした。「この大宇宙に比べれば,人間は何と小さい存在であることか」ということなど,哲学的なことを考えました。JH6WNL@桜島
投稿: JH6WNL | 2017年9月19日 (火) 13時12分
JH6WNLさん,こんにちは。
屋久島で深い森と巨木となった杉,そしてかつて人々の営みがあった森林鉄道に大切り株と,悠久の時を感じることができました。運動不足にはきつい道中ではありましたが,退屈する間はいっときもありませんでした。人間の心を浄化してくれる懐の深さに,人々が愛して止まない屋久島の魅力の一端に触れる思いでした。
投稿: Nakachan | 2017年9月20日 (水) 07時54分