« 宮崎へ | トップページ | 113系1500番台の下調べ »

2019年8月24日 (土)

宮崎からの帰路

 昨日は午前中、大会宣言文の確認、記念講演などがあり、正午に終了した。12:26発の「きりしま11号」に間に合う時間で実際、宮崎駅に着いたときには発車10分前であった。しかし、土産の購入に昼食の調達もあったので、余裕をもって約2時間後の14:16発「きりしま13号」を選択した。ゆっくり土産物を見て回っても、たっぷり発車までの時間がある。駅構内の椅子で持参の本を読みながら時間を調整する。国鉄時代は待合室なる部屋やスペースが十分に確保されていたように記憶しているが、今は申し訳程度の椅子しか準備されていないように思う。宮崎駅もコンコースの中に設置された椅子スペースがその代わりになっていた。落ち着けるような空間ではなく、人の往来の中に設けられたあくまでも短時間利用者のためのベンチのように思われた。
 ホームに上がるときにミス。久々の宮崎駅利用にうっかりしていた。駅員氏が立っていた改札に目が向き、何も考えずにそちらから自動改札。しかし、宮崎駅は、上り線のホームと下り線のホームの改札が独立しており、改札後は自由に行き来することが出来ない。ホームに上がりすぐに間違っていたことに気づき、駅員氏に断って向かい側の改札から下り線ホームへ。まったく恥ずかしいミスではあるが、慣れない一般の乗客ではよくある間違いではないだろうか。
 きりしま13号は、783系の5両編成。早めにホームに上がったので、5号車札の下の先頭で入線を待った。南宮崎方面から回送されてきた。ドアが開き、デッキから右側の部屋へ。運転室後方の座席を回転し、後方展望を楽しめるようにする。進行方向で楽しみたいところだが、下り列車ではグリーン席となるため、後方展望で我慢。定刻に発車。しばらくは高架線を進むのでスムーズな加速にスムーズな走向。日向路のレールが後方へと流れていく。DCが多く集う南宮崎を後にすると、いよいよかつて多くのファンが蒸機を追った区間を走行する。列車の揺れが大きくなってきた。当時の様子との大きな違いは、深い夏草に覆われた線路。線路は車輌が通る部分を残して深く高い草に覆われ、まるで草の屏風の間をすり抜けるように列車は走っていく。最後尾の車輌のため、空気が内側に巻き込まれ、風圧で通過直後草が大きく線路側になびく。本線とはいうものの、驚きの光景が続く。線路も枕木やバラストが草で覆われ、レールの頭しか見えない部分が多い。半径の小さいカーブも連続し、見通しはまったくといっていいほどきかない。カーブにおいては見通せる線路はわずかで、立山黒部アルペンルートの「雪の大谷」のような状況。運転士も少々恐怖を感じるのではないかと思う。往きの列車でシカとの衝突があったが、このような状況でしかも夜間となれば直前でシカの姿を認め、ブレーキをかける間もなく接触ということになるだろう。かつての撮影地は、このような状況で深い草に覆われ、撮影どころではない場所がほとんど。田野を出てすぐの大築堤も草に覆われ、鉄橋部分がかろうじて撮影可能のようだった。少々ショッキングな状況に心を痛めつつ、線形や勾配の状況、トンネルポータルなどを確認しながら、2時間あまりの旅を楽しんだ。
 このような現状を見るにつけ、国鉄時代の整った線路は管理あっての姿だったのだと気づかされる。よく整備された線路を含む鉄道施設は、魅力的だった。今では草に覆われているところは鉄道線路というイメージが定着しかねない状況で、鉄道経営の難しさは理解できるが、何とかならないものかと思う。

|

« 宮崎へ | トップページ | 113系1500番台の下調べ »

コメント

なかちゃんさん、久しぶりのウエブ更新、おめでとうございます。離島から、本土の職場へ転勤されたのですね。4月以降更新されていなかったので、超ご多忙の日々が続いていたことと拝察いたします。夏休みに入り、少し一段落されましたでしょうか。
さて、当方は3月で定年退職となり、4月から新しい職場に再就職いたしました。似たような職種ですが、対象が変わって、右往左往しているところです。本ブログは、同じ趣味を持つものとして、タイヘン楽しみにしております。
今後ともよろしくお願いいたします。時節柄、ご自愛ください。 JH6WNL in 姶良市(職場は鹿児島市)

投稿: jh6wnl | 2019年8月26日 (月) 08時57分

h6wnl様、お久しぶりです。
永らく留守にして申し訳ございません。ようやく鉄道模型をいじることのできる時間が生まれました。新たなステージに進まれたのですね。私も2年もしないうちに同じような立場になります。こんな時代ですから定年を5年ほど延ばしてもいいような気もします。これからも引き続き、よろしくお願いします。

投稿: nakachan | 2019年8月26日 (月) 21時42分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 宮崎へ | トップページ | 113系1500番台の下調べ »